現実感がなく、バタバタと入院に入った
入院したのは7月末でした。
とりあえず自分の仕事を片付けていかないとという気持ちでいました。
そういった気持ちがあったので、辛いけど少し現実から逃げられることも出来たのかもしれません。
最後の銭湯
入院の前の日までの仕事はきつかったですが、謎の達成感がありました
これで身体のことを考えられると。
最終日の仕事が終わった後、大体は揃っていたのですが入院準備の最終確認をし備えました。
これが旅行だったら良かったのにと思いましたが、そうは言っていられません。
当時、夜勤をしていたのですが、夜勤明けに時々銭湯に行くのが楽しみでした。
寝ないで働いた緊張感から解放されるんですよね。
手術をして片胸が無くなったら、もう行けなくなってしまうかもと思いました。
入院する日の朝、早起きをしていつも行っている銭湯に行きました。
今日で最後になるかもとしれないと思ったので、行けて良かったです。
左胸にお別れをしました。
この時は多少の寂しさは感じましたが、何故かそこまで悲しくありませんでした。
これから入院!手術だから!と気持ちが切り替わっていたからだと思います。
久しぶりの入院
同病の方がいた
手術は入院2日目に予定されていたので、初日は「特にすることもないし。」と思っていましたが入院初日は割と忙しかったです。
緊張している間もなく、様々な職種の方が入れ替わり説明に来られました。
まだ元気なので、テレビを見たり雑誌を読んだり仕事の疲れもあり寝ていました(汗)
手術後数日は入浴出来ないので、病院でもシャワーをさせてもらいました。
6人部屋でしたが、皆さんカーテンで仕切っておりそれぞれ過ごすという感じ。
当時は病室での面会をしていたので、しばらく病室にいるとなんとなくどういった方がいるのか分かってきます。
年齢が近い方がいるかな?と思いましたがいないですよね。
医師や看護師から病室で説明があれば他の方にも聞こえる環境なので、分かったのかもしれませんが、チラッとカーテンが開き同室の患者さんから「良かったら読んでください!」とメモ書きを渡されました。
すぐに行かれてしまったのでお顔も見えず。
メモを開くと、自分も乳がんの手術を終えたこと、手術頑張って下さいということと連絡先が書かれていました。
嬉しかったです。
一人で頑張るつもりでいたので励みになりました。
手術に向けて
入院2日目の手術に向けて、麻酔科の先生と手術室の看護師さんから話がありました。
徐々にいよいよという感じがしてきます。
緊張してきましたが夕食はしっかり完食(笑)
お腹は空くのです。
寝る前に看護師さんから眠剤をもらいました。
多分飲まなかったら眠れなかったと思います。
眠っている間に終わるといっても、怖いですから。
手術の日の朝
当日も朝からバタバタしていました。
早朝より点滴が始まります。
前日21時より絶食なのでもちろん朝食はなし。
お腹空いたよ。。
7時半頃より両親が来てくれました。
母はいつもと変わらない感じでしたが、父は心配しているのか来た時からソワソワとし廊下をウロウロしていました。
8時頃にお尻に注射を打ちます。
それからは徐々に眠気がzzz。
会話は出来ていたと思いますが、ウトウトした状態で手術室に運ばれて行きました。
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