当たり前のことなんて何もなかった
こんにちは、つくしです
今日は、抗がん剤治療をこなしていく中で感じていたことを思い出し書いていこうと思います。
普通の28歳だった
乳がんと分かるまで、毎日不規則な勤務をする普通の28歳でした。
友人とお酒を飲んだり、楽しくお話したりするのが忙しい毎日の中たまの楽しみでした。
28歳になってすぐ、一人暮らしをしていた賃貸を解約し実家に戻りました。
父母と3人暮らしになりました。
※後になり、実家に戻っていて本当に良かったと思いました。
乳がんになってからの生活
仕事を中心に動いていた私の生活。
「乳がんです。」
と言われてから生活や気持ちの大半は病気や治療のことでいっぱいになりました。
頭の中から追い出したくでもムリで、自分から逃げることも出来ません。
気付いたこと
でも、辛いことが多かったけれど、それ以上に気付いたことも沢山ありました。
これまで当たり前と思っていたことがそうではなかったということです。
・身体が健康で仕事が出来ること
・社会人として社会参加出来ていること
・仕事をして収入を得ること
・食べたいものを美味しく食べられること
・入浴してさっぱりすること
・トイレに行けること
・自分の足で行きたいところに行けること
・友人と会ってお酒を飲むこと
・欲しいものを買えること
・そして、生きていること
今思い出して書いていることなので、当時はもっと色々なことを感じていたと思います。
周囲の人たちに対しても
周りの人たちがしてくれることも同じです。
・両親が私の体調や治療について心配してくれたり、体調が悪い時のサポートをしてくれたこと。一緒にいてくれるだけで良かった。
・友人達が体調を見ながら気にかけてくれたこと。体調の良い時に外に連れ出してくれました。自宅に来てくれたこともあります。病気と関係のない話をすることが、息抜きが出来る瞬間でした。
どれも幸せなこと
私が当たり前と思っていたことは、当たり前なことはなにもなく、どれをとっても幸せなことだったのです。
「幸せになりたい…」
「もっと~が~だったら…」
こんな風に思うこともありました。
でも…がんになって日常のありがたさや、周りの優しさを感じるだけで心が温かく
「幸せだなぁ。」と素直に思いました。
がんにはなりたくなかったけど、今あるものに気付けたことはこれからも大事にしまっておきたいと思っています。
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